この記事では画像を使いながら、メイク初心者の方でもわかるようにメンズ向けのメイクのやり方を解説していきます。
- 初めてメンズメイクに挑戦する
- なかなかメイクがうまくできない
- 自分のメイクに自信がない
今回は、女性メンバーからあがったメンズメイクに対するリアルな声もお届けします!
「メイクをすることが女性からどう見られているのか」不安を感じている男性も、ぜひ最後まで読んでみてください。
今回は僕がメンズメイクに挑戦します!本格的にするのは初めてなので、「ワクワクと不安」って感じです。
今回はベースメイクだけじゃなくて、アイメイクなどの「ポイントメイク」までやっていこう。
【保存版】メンズメイクのやり方!
まずは下地やファンデーション、BBクリームなどを使う「ベースメイク」までやってみましょう。
「“メイクをしている感”を出したくない。」
という方は、スキンケアとベースメイクだけやるのがおすすめです!
メイクする前はスキンケアが鉄則!
メイク前にスキンケアをしっかりとして肌の状態をよくしておかないと、メイクがうまくのりません。
スキンケアをしないと、“メイクがうまくいかない”というイメージで大丈夫です。
サボらずスキンケアをすることが、メイクを上手にする最初のポイントです。
最低限のスキンケアは、この4ステップ。
- ぬるま湯で予洗い
- 洗顔
- 化粧水で肌を潤す
- 乳液で保湿
「スキンケアのやり方がよくわからない」という方は、失敗しないメンズスキンケアのやり方【よくある質問にも回答】をご覧ください。
まずはベースメイクで、肌をきれいに見せよう!
肌の上にのせるメイクをベースメイクと言います。
ベースメイクは主に以下のような役割があります。
- 肌を滑らかに見せる。
- 肌をツヤっぽく見せる。
- 肌荒れやクマなどの肌トラブル、男性の気になるヒゲを目立たなくさせる。
- 化粧下地
- ファンデーション
- (上の2つの代わりに)BBクリーム
- コンシーラー
パウダー・ハイライト・シャドウもベースメイクですが、初心者の方は慣れてきてからで十分です。ちなみに今回はメンズコスメではありませんが、パウダーも使っています。
肌を守るためにも、化粧下地は欠かさないで!
- 肌の凹凸を埋めることで化粧を崩れにくくさせること
- 肌を保護すること
紫外線対策やテカリを抑えてくれたりするものもあります。
「メイクはしてみたいけど、それで肌が荒れるのは嫌だな。」という人こそ、しっかり化粧下地を使ってください。
今回使ったものはテカリを抑えてくれるものだったので、鼻やおでこなどのテカリが気になる部分も目立ちにくくなります。
今回使った化粧下地は、リップクリームのような感覚で塗れました。
今回はGIVENCYのミスター・マット・スティックを下地として使いました。
化粧下地はファンデーションやコンシーラーよりも違いがわかりづらいですが、実際に使ってみてテカリに注目すると違いがわかりやすいです。
ミスター・マット・スティックという名前なだけあって、テカリが抑えられてサラッとしたマット肌に仕上がる印象です。
光沢感が抑えめで肌のキメが整っているということです。
ツヤがあまりなく、簡単に言うとテカって見えなくなるので、元から女性よりも皮脂が多い傾向にある男性にとってはマットな質感になるコスメのほうがあっているかもしれません。
実際にメンズコスメの多くもマット肌にしてくれるものが多いです。
ファンデーションで肌をきれいに見せよう。
ファンデーションは肌トラブルをカバーして、肌を滑らかにしてくれます。
ファンデーションとBBクリームは基本的に顔の外側に向かって伸ばしましょう。
手やスポンジなど、何を使って伸ばせばいいのかはファンデーションのタイプによって決まります。
パウダータイプ→スポンジ・ブラシ
パウダータイプ以外→手・スポンジ・ブラシ
ブラシは少し扱いが難しいので、パウダータイプ以外のものを使う場合、慣れていない人は手かスポンジでやるのがおすすめです。
今回はジェルタイプのファンデーションを使い、手で伸ばしました。
鼻の下の赤くプツプツしていたかみそり負けが目立たなくなりました。
日焼け止めや乳液などと比べると少し伸ばしづらく、慣れるまではムラができてしまいそうなので気をつけましょう。
肌荒れはかなり目立ちにくくなり、ヒゲやクマもある程度は隠せましたね。
それでもまだヒゲなど部分的に気になるところがあれば、次に紹介するコンシーラーを使っていきましょう。
今回使ったL’UOMO(ルオモ)のナチュラルBBジェル
(※ルオモのナチュラルBBジェルは「BB」とついていますが、公式にはファンデーションとのことです。)
肌の白い男性には、韓国のメンズコスメブランド “DTRT” の Boys Be Bold
コンシーラーでヒゲやクマを目立たなくさせる
コンシーラーはファンデーションで隠せなかったヒゲやクマ、肌荒れ箇所にだけ使っていきます。
今回使ったのはスティックタイプのものなので、肌に直接つけた後、手で伸ばしていきます。
手を含め、「塗るには何を使えばいいのか」はファンデーションと同様にコンシーラーのタイプによって決めましょう。
コンシーラーを塗っているところと塗っていないところの差がわからなくなるように、手でポンポンと叩くようになじませます。
コンシーラーは軽く叩いて伸ばすイメージです。
僕の場合は鼻下とアゴのヒゲ、そしておでこの肌荒れが気になったのでそこに塗りました。
今回使った「リップスボーイ スポットカバー
【こだわりたい人向け】シェーディングとハイライトで顔を立体的に見せる
「鼻がコンプレックスなのでもっと高く見せたい!」
「顔をもっと小さく見せたい!」
今回は詳しく解説しませんが、そんな時はハイライトとシェーディングが活躍してくれます。
- 顔を立体的に見せる(彫りを深く見せる)
- 輪郭を小さく見せる(小顔効果)
高く見せたいところにハイライトを入れ、彫りが深く見せたいところにシェーディングを入れましょう。
顔全体の輪郭を小さく見せたいのであれば、顔の周りに一周シェーディングを塗り、手でぼかしましょう。
今回使ったのはどちらもFIVEISM × THREEのもので、ハイライトはリフレクターバー、シェーディングはコントゥアバーです。
ベースメイクの最後はパウダー
パウダーはベースメイクの仕上げとしてするイメージです。
ベースメイクの最後にパウダーをつけることで、ファンデーションの崩れを防いで、メイクを長持ちさせることができます。
男性は皮脂が多い人が多く、メイクが崩れやすいのでパウダーまで使うのが理想的ですが、メンズ用のパウダーはほとんどないのが現状です。
女性用に販売されているパウダーでも問題なく使えるので、デザインなども見て使いやすいものを選びましょう。
こうすることでパフ全体にパウダーがつき、顔の一部分にだけパウダーがついてしまうことを防げます。(写真のようにパウダーをつけます。)
塗る感覚でつけるのはNG。あくまで軽く、おさえるように。初めての人は「頰→Tゾーン(おでこ・鼻)→目の周りや鼻の横などの細かい部分→おでこ・顔のフチ」といった順番でやるのがおすすめ。
細かい部分はパフを折り曲げて肌に密着するように工夫しましょう。
ベースメイクが完了!一気に美肌男子に。
ファンデーションとコンシーラーだけでもやってみると、ヒゲや肌荒れが結構隠せることに驚きました。
「 とにかく簡単に済ませたい」という人はこれから紹介するBBクリームだけ、もしくは化粧下地とファンデーションで終わらせるのがおすすめです。
メンズにはBBクリームがおすすめ【これ一本でベースメイク】
BBクリームは下地やファンデーションの代わりとなるアイテムで、これだけでベースメイクを済ませることもできます。
「メンズメイクに興味はあるけど、難しそうだから心配。」
「メイクを始めてみたいけど、メンズコスメって何を買ってみればいいのかわからない。」
そんなメイクの初心者の方には圧倒的にBBクリームがおすすめです。
- 塗るだけなので使いやすい
- 価格が安いので色々試せる
- メンズコスメの中でも種類がたくさん出ている
- 化粧下地の代わりとなるものなので、肌への負担が少ない(UVカットがついていたりもする)
今回使ったUNOのフェイスカラークリエイター
ファンデーションと同じように、顔全体に塗り広げていきましょう。
忙しい朝でもこれだけで顔の印象が変わります。
BBクリームはメンズコスメとしてたくさん出ていますが、有名なもので言えば【メンズ専用 NULLBBクリーム】もあります。
肌荒れなどをしっかり隠せる、カバー力が高いBBクリームです。
LINE追加での割引や、複数購入のキャンペーンなど、公式サイトからの購入が一番おトクです。
【脱初心者】ポイントメイクでメイクを楽む
ここまでやってきたベースメイクは、多くの場合が「肌をきれいに見せて、ナチュラルに印象をよくする」ためのメイク。
ここからやるポイントメイクは、どちらかというと色なども使って印象を大きく変えるのが一般的。
メイクをしていることがバレやすいので、周りにバレたくない人は注意が必要です。
メンズは眉メイクで大きく変わる
眉毛のメイクで使うコスメにも種類は色々ありますが、メンズコスメとして出ているのはアイブロウペンシルと眉マスカラがほとんどです。(今回使うのもこの二つ)
- アイブロウペンシルの役割
眉を描いて形を作る→剃りすぎた部分を埋める - 眉マスカラの役割
眉毛に色をつける(眉全体をアイブロウペンシルの色に合わせる)→毛流れを整える
今回は黒髪に茶色の眉マスカラを使っていますが、理想は髪色より少し明るい色を使うことです。
例えば、「金髪にしたけど眉毛は染めていない。」という人にも、眉マスカラで眉毛の色を変えるのはおすすめです。
まずはアイブロウペンシルから使いましょう。
眉マスカラを塗るときは地肌ではなくて少し浮かして毛にだけつけるように注意してください。
眉毛全体が少し茶色になったことで、元々のキリッとした黒い眉毛よりも優しい印象になりました。
今回はFIVEISM × THREEのアイブロウスティックとGIVENCYのミスター・ブロウ・マスカラを使いました。
また、普段からハサミやピンセットで眉毛を整えて、清潔感をだしましょう。
メンズのアイメイク【アイライナー&アイシャドウ】
アイメイクはアイライナーやアイシャドウといったコスメを使います。
女性であれば、ビューラーを使ってまつげを上向きにカールさせたり、マスカラを使って長さや太さなどの印象を変えたりといったことまでする人が多いですね。
基本的にメンズメイクではアイライナーでラインを引き、瞳を大きく見せるだけの人が多いです。
とはいえ、アイラインを引くのは技術的に初心者には難しいです…。
今回、アイライナーとアイシャドウを使ってメイクしてみましたが、うまくできませんでした。
アイライナーはうまく引けず、アイシャドウはまぶたに色がつきすぎても違和感があったので、違いがないくらい軽くしか使えませんでした。
「目を大きく見せたい!」
という人は、たしかにアイライナーを使うことで目を大きく見せることができますが、アイメイクがきちんとできるようになるまでは大変かもしれません。
メンズメイクでの唇(リップ)は要注意?
メンズメイクでは、色付きのリップクリームやリップバーム(リップクリームより少しベトっと油っぽい)を使うことをおすすめします。
保湿をかねて唇の発色をよくするイメージです。
見た目はオレンジっぽい色ですが、塗ると写真でもわかるようにほんのりピンク色になり、とても自然でキレイな発色になります。
リップを使うと一気に女性っぽい印象になってしまうのでは、と心配していました。
実際やってみると、色付きのリップクリーム・リップバームだとこんなにも自然に健康的な印象になるのかと驚きました。
ちなみに、今回は「リップをがっつりやるとどうなるのか」を試すために、リップティントを使ってみました。
リップティントは唇に色をのせる(塗る)のではなく、唇自体を染め上げて色を変えるものです。
染め上げるといってもイメージがわかないかもしれませんが、食事の時でも取れにくく、汗・水にも強いのがリップティントだと覚えていれば大丈夫です。
“メイクしてる感”のないメイクをしたい方はリップバームだけの方がナチュラルですね。
リップを塗ると顔全体の印象が大きく変わるので、中性的な印象を避けたい人は要注意です。
ポイントメイクも完了!メイク男子の出来上がり!
これでベースメイクもポイントメイクも完了しました。
ベースメイクは慣れたらサッとできそうです。
ポイントメイクは使うアイテムによっては中性的になるので、自分がどんなメイクをしたいのかで考えた方がよさそうです。
アイメイクをはじめとして、どうしても慣れていないと難しい部分はあるので、まずは簡単なものから始めるといいですね。
- ベースメイクはすぐできるようになりそう
- メイク初心者にはBBクリームがおすすめ
- メンズコスメは全体的にマットな質感のものが多く、テカリが抑えられる
- 肌が白い(明るい)人はベースメイクで使うコスメの色に要注意(暗めのものが多い)
- アイメイクは初心者には難しいかもしれない
- 色付きのリップクリーム・リップバームがナチュラルに健康的な顔の印象にしてくれる
メイク後はクレンジングとスキンケアを欠かさずに
「メイクの後は化粧を落とさなきゃいけないから、いつもスキンケアで使ってる洗顔料を使ってるよ。」
これは肌の負担になるのでやめましょう。
「石けんや洗顔料で簡単に落とせる」などと書いてあるもの(今回使ったUNOのBBクリームはこのタイプです)をのぞいて、基本的にクレンジングをしないときちんとメイクは落とせないと思ってください。
クレンジングにもシートタイプのものだったり、オイル、ジェル、リキッド、ミルクなど様々な種類があります。
シートタイプは楽ですが、一般的に肌への負担が大きいので普段使いではおすすめしません。
ちなみに、メイクに慣れていない男性は本当にメイクが落とせているか不安になると思います。
なので、洗浄力が強いオイルタイプの、ファンケルのマイルドクレンジングオイルをおすすめします。
ファンケルなら男性でも一度は耳にしたことがある有名ブランドですので、安心して使えるかと思います。
公式サイトから注文すれば、一ヶ月試して500円しかかからないというのも大きいです。
クレンジングは基本的に乾いた手でやらないといけないと聞いていたので、めんどくさいイメージがありました。
でも、このマイルドクレンジングオイルは濡れた手でもオッケーらしく、ありがたかったです!
クレンジングが終わったら、普段通りの洗顔や保湿などのスキンケアもしてください!
女性から見たメンズメイクって?【アンケート結果あり】
「自分がメイクをしていることについて、本当のところ女性からどう思われているか気になる。」
メイクをしている男性で、このような悩みを持っている人は少なくないと思います。
直接聞いても「私としてはメイクしてる男性はちょっと…。」なんて言ってくる人はなかなか少ないでしょうから、本音を知りたいですよね。
メンズのメイクについて女性がどう思っているのか聞いてみた
そんな本音を引き出すために、C-wear編集部では20代の女性を中心にアンケートを取ってみました。
ベースメイクだけで見ると、好きな人や恋人なら約80%、男性全般だと90%以上もの割合で受け入れられると回答しています。
C-wear編集部の女性陣にも聞いてみた
メンズのメイクに関して何か思うことはありますか?
「男性もメイクをするべき!」とは思わないけれど、興味を持った人がメイクをしやすい環境になるといいなと思います。
もし異性ウケも同性ウケも気にする人であれば、”清潔感”を意識してメイクすると良いと思います。
メイクをするという意識よりも、肌トラブルを抱えている場所をコスメでカバーするとかですね。
ありがとうございます!
メイクで男性も“理想の自分”に少しでも近づけるようになればいいですよね。
本記事では実際にメイク初心者のメンバーが試しながら、メンズメイクのやり方を解説してきましたがいかがでしたか?
今はメンズコスメも充実してきているので、ぜひ挑戦してみてください!